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一昨日からイランのインターネットはごく一部を除いて、ダウンしている。
イスラエルのミサイルによる破壊のせいかと思ったら防諜が理由だそうで、あくまでも国民をないがしろにして負担ばかりを押しつけるイラン宗教政権の態度は相変わらずで、イラン人は怒っている。
怒って振り上げた拳を、しかし、どこに向ければよいのか。
ホメイニは「イスラム政権になれば、自由民主社会になる」と述べたが、いざ国民がパーレビを追い出してみると、宗教警察が戸口に現れて、生命を賭けてホメイニを首長に押し上げた若い人間を連れ去って、広場に絞首刑の死体を吊るして晒し者にした。
パーレビのほうが、まだマシだった、と気がついたときは、もう遅かった。
では今度はどうなのか、ちょうど1945年の憎むべき敵「鬼畜米英」に解放された日本のようにイスラエルとアメリカがいまの恐怖政治を行っている宗教政府を瓦解に追いやったとして、どこに「よりよい勢力」があるのか。
イラクのフセインを大量破壊兵器だのなんだのと因縁をつけて、ぶち殺して、恐怖政を布く独裁政府を大嫌いなアメリカが倒したとおもったら、
「アメリカは嫌いだが、結果としては良かった」と述べていたのも束の間、
支配者になったのはISISだった。
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