これからどうすればいいのか20 初期資産形成講座 キアス
1/7/2026
1980年に、わしとーちゃんと他の3人の青年グループは、自信を持って
「シンガポール人たちは、やがてアジア1豊かな国になるだろう」と書いている。
リー・クアンユーをインタビューして、その明晰な知性に感動したことも書かれている。
「イギリスなどは、問題にもならないくらいになる。それはちょうどデザインとコノリーレザーでゴテゴテと飾り立てた英国高級車と、小さく、流線形でキビキビと動くライトウエイトスポーツカー、ロータスエランの違いに似ている」と書いてあって、若き日の熱血とーちゃんの横顔が覗いていて、息子としては、なんだかムズムズするが、
観察自体は、若い人の輝きがある目で、「よく見ている」としか言いようがないところがあります。
オーチャード通りを疾走する、あろうことかドアがひとつ欠けた、50%OFFのサインを掲げたタクシー、メーターの4万キロを見て、「日本の中古車ですか?」と尋ねたら、
「若いの、よく見な。40万キロだよ。日本人がくず鉄扱いでただ同然でくれたものをおれたちの腕で使いこなしているんだ」と鼻高々で、自慢する、おっそろしくわかりにくい発音でまくしたてる運転手、いまのオーチャードロードに移る前のHavelock Road の Apollo Hotel 横にあった伊勢丹デパートくらいにしか冷房が入ってなくて、クソ暑いどころではない街で、早朝から深夜まで、ものすごい勢いで働いて、一ドルでも多く稼いでから寝ようと堅く決意したひとびとの姿を見て、未来にやってくる息子に似て涙もろいとーちゃんは、早速、涙ぐんでしまっている。
シンガポール社会を繁栄に導いた国民の特質は、そのまま、いまのドビンボ日本人がまねしてしまってもいいくらいのもので、日本のほうは全体主義の伝統を、こっそりしかしフルに発揮して高度経済成長をまねて社会を作ったという割には、国民の気持ちがてんでバラバラなのは、現代日本の社会文化が近世の江戸時代を開いた三河文化そのもので、為政を客体化して、ぶーすか不平を鳴らすのが習い性になっているからだと分析されている。


