ガメ・オベール JamesJames

ポストリベラル5 左右から上下へ

5/8/2026

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ガメ・オベール JamesJames
Aug 04, 2026
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ひと口で表現すると「絶望的」と言うのが最も適切でありそうなアメリカの政治状況のなかでゾーラン・マムダニが、彼の内なるポストコロニアル思想を上手に多数者の階級政治に結びつけて、再分配と公共所有政策として打ち出せるようになったことは、やはり希望なのだとおもう。

NYC市長就任直後は、民主党左派に取り込まれて、旧態依然のリベラルの若手として陳腐化されそうに見えたマムダニは、父親譲り、という言い草はないかも知れないが、やはり明晰な頭脳を持っている。

民主社会主義をポストコロニアル・アイデンティティの政治・政策的な出口とする方法を見いだして身につけたように見えています。

マムダニのフルネームはZohran Kwame Mamdaniというが、このKwameは、言うまでもなく、アフリカの偉大な指導者で、汎アフリカ主義的・反帝国主義的な革命的社会主義者クワメ・エンクルマから採ったミドルネームで、母親の映画監督ミラ・ナーイルとポストコロニアル最大の理論家である父親のマフムード・マムダニの世界への願いがこもっている。

考えてみるとゾーラン・マムダニは、両親とアフリカの願いが結晶したような存在で、どちらかといえば、継承がストレートすぎて、そんなに素直な息子で大丈夫なのかと心配になるくらいだが、もちろん、そんなことは余計なお世話の典型で、見ていると、強い人で、トランプのようなバカ権力をひっつかんだアンポンタンの名指しの攻撃にも怯まず、AOC(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)もタジタジとなるようなクリアでラディカルな再分配と公共所有政策を打ち出している。

プエルトリコ系立法者のAOCとインド系人でアフリカ生まれの実務家マムダニは、左派ポストリベラルの、ふたつの台風の目です。

前回まで述べてきた、「なんだ、あいつら口だけ綺麗ごとを唱えやがって、現実は体制の一部じゃないか」で、「反リベラル」で結集したポストリベラル右派に較べると、ずっと脆弱で支持も広汎だとは言えないが、旧「左右」座標軸に照らせば「左」に分類されるポストリベラル左派は国政レベルの立法者AOCと自治体実務者のマムダニに、ほぼ集約される。

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