【Archive】カフェに腰掛けて、ぼんやりする
24/2/2009
バルセロナの大通りのカフェの椅子に腰掛けて眺めているといろいろなひとがいます。
イタリア人のおばちゃんのふたり連れが座っているところにアフリカ人のデカイにーちゃんが突然座り込んで話しかけておる。
こーゆーひとは、フランスの地中海沿岸の町にもよくいるので何をしているのかはアホでもわかる。
おばちゃんたちをナンパしようとしているのだすな。
おばちゃんたちは50歳くらい、にーちゃんは、25歳くらいであろーか。
にーちゃんが座り込むと、おばちゃんたちはうるさがって手をひらひらさせておる。
しっしっ、あっち行けをしています。
それでも強引に微笑みながら話しかけるにーちゃん。
やがて、どーゆー風のふきまわしでか、いきなり話がまとまったらしく、おばちゃんのひとりが、にーちゃんと連れだって立ってゆく。
残ったおばちゃんは何事もなかったかのように、ひとりで反対の方向に歩いてゆく。
本屋の前には、背の高い、どっからどー見ても連合王国人のおっちゃんが、小さなひとが多いバルセロナ人たちを見下ろすようにして立っておる。
なーんとなくバルセロナ人たちをバカにしているようで感じわるい。
学校が休みなのでアメリカ人のガキどももいっぱいおる。
連合王国人のガキの数に至っては言うに及ばず。
連合王国人の平均的なガキは、たとえば小学生でも一年に二回は学校の用事で大陸欧州に行く。
たとえば冬はスキー合宿。夏はサマースクール。
わっしらのころは、まだ全部の学校、というわけではなかったが、いまは行かない学校のほうが珍しいでしょう。
そうやって出かけた先の国で、たとえば、フランス人ガキと公園でラグビーをやったり、
スキーでぶつかって知り合ったりして、だんだん言葉をおぼえてゆく。
わっしの学校では小学校で習う外国語の希望はフランス語がダントツで多かった(っちゅうか、みんなフランス語なので必修化しとった。ほんとうは学校本来の制度的にはドイツ語と交代でベンキョーせんといけないはずだが、わしの学年ではドイツ語ははなはだしく人気がなかったようである)が、クラスは死ぬほど退屈でも、来年フランスガキに会ったときには、おまえのスクラムの組み方だとわっしのパンツが脱げるではないかボケ、というようなことを正確に伝えなければならん、と考えるので、おもわずマジメに勉強してしまう。
その上に、夏には家族でスイスやイタリアの北の方や、もうちっとビンボーであるとスペインに出かけるであろう。国内でなくて大陸欧州に出かける人が多いのは理由は簡単で「そっちのほうが安いから」です。
どこの国でも事情は似たようなものなのでしょう。
欧州の街はどこへ行っても、ガキからじーちゃんばーちゃんまで、あちこちの国の人間が盛大な数でうろうろしておる。


